革工芸
革工芸のご紹介
革工芸
採取・狩猟を営んだ石器時代。獲った動物は貴重なもので、肉や骨、皮すべてが人々の生活を支えました。皮の活用技術は多岐にわたり、鞣す、縫う、着色することにより、住居・衣類・身の回り品、楽器や携帯用の袋など用途が大きく広がりました。くまもと工芸会館では、革をカッティングして染めた財布などの小物類からベルトや寝具作りが行われています。
肥後革ローケツ染は、鞣した牛革に草花の図案を描き、ロウを使って色染めします。肥後六花を中心にした「明るさ、鮮やかさ」が特徴で、靴ベラや小銭入れなどが体験できます。
革工芸は、鞣した牛や山羊、豚の皮を使用し、革の表面に写し取った図案に沿ってカービング(線掘りなどで文様を入れる)した後に染色し、糸や皮紐で仕立てる根気のいる作業が続きます。カード入れやキーホルダーづくりなどが体験できます。