イベント情報
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花鳥風月を愛でる押絵展(熊本市中央区辛島公園地下通路)
日 時 令和6年1月13日(土) ~ 3月24日(日)
会 場 熊本市中央区辛島公園地下通路
主 催 熊本市くまもと工芸会館
出 品 岡崎敦子、赤司裕子
内 容
熊本市の押絵作家故浜田和江氏に師事、浜田氏亡き後も、押絵の伝統技術を守り続ける2人の押絵作家の作品15点を展示いたします。
手芸とされる押絵(江戸押絵は国の伝統工芸品)の工程は、押絵作りと面相描き、組上げに分かれます。下絵を描き、人物や花鳥の部分毎の型紙に合わせて、布(端切れ)を裁断します。そして、裁断した布と型紙との間に綿を入れた各部(パーツ)を立体的に仕上げます。次は、胡粉(ごふん)を使っての面相描き。顔の表情が作品の完成を左右するため熟練の技術を要します。押絵の華やかさ、立体的な人物、花鳥は熟練の工芸家たちの繊細で緻密な作業から誕生するのです。
注:押絵は、平安時代(784~1192)宮中の女官たちが「端切れを用いて作った人形を、御香箱の飾りにした」のが始まりとされます。江戸時代、町人文化が開花すると、立体的な絵作りや歌舞伎を題材にした物、縁起物の江戸羽子板が登場しました。