48号 2016年(平成28年)3月20日
お伊勢参り道中記 その四(見原家古文書)
三月十八日 見学地(※は注釈)
  平等院    ※京都府宇治市宇治蓮華(れんげ)にある寺。藤原道長の子、頼通が別荘を寺として創建。天台宗、浄土宗。 
  鳳凰(ほうおう)堂(平等 ※阿弥陀とは浄土教の中心をなす仏。修業中に衆生救済の院にある阿弥願をたて、現在は成仏し西方の極楽浄土で教化している陀堂)とされる。自力で成仏できない人も、念仏を唱えれば、鎧かけの松その救済力によって極楽に往生すると説く。平安時代に駒繋の松信仰が高まり、浄土宗、浄土真宗の本尊となる。
日野薬師
腹帯地蔵
 
三月十九日
  本国寺    ※京都市山科にある日蓮宗の寺で日蓮宗四大本山の一つ。
加藤清正公墓  山号大光山。天文の法乱で焼かれたが再興。
当院消失の跡  
普請     
    
三月二十一日
  東大寺    ※大仏殿  
柱数 四百七十六本
廬舎那仏(るしゃなぶつ)    御長サ 五丈三尺六寸
(通常、奈良  御顔 一丈六尺 巾九尺の大仏という) 眉 五尺四寸五分
御目 三尺九寸
御口 三尺七寸
御鼻口 三尺
御堂前景趣よし。そのほか難尽筆(ふでにつくしがたし)
※奈良仏教は、皇位の安泰。国家の平安。五穀(ごこく)豊穣(ほうじょう)を祈る鎮護(ちんご)国家の仏教であった。特に聖武天皇の時代には天変地異が相次いだ。そこで国家を鎮護しるため出されたのが国分寺建立の詔(738年、天平十)である諸国に国分寺、尼寺の建立工事が進められ、全国総国分寺として東大寺の造営が企図されたのです。

 是より伊勢参詣道中
三月二十四日
  蓬莱山     前に茶屋有
  御廟所     人皇十一代垂杼仁天皇御廟所
          大池なり池中に大なる坊あり、樹竹多し
三月二十八日
朝         御雑煮(角餅二つ、花かつおキミ)
          そうめん 香の物(小皿)
          右膳引盛本膳
          青身 御汁 ブリ 枝とうふ スルメ 猪口 御飯 焼肴 御酒 
          右おわって参銭
          とりの挨拶人
          一人前 百三十六文まで
外宮        
豊受大神宮     
八十末社宮     

天(あま)の岩戸、高間(たかま)ケ原

めぐり これより下り、かごに乗る

相(あい)の山越      三味線ひき多し
※相の山 伊勢市の内宮と外宮の間にある
※三味線ひきがずらりと道の両側にゴザ、ムシロを架けその前で三味線を弾いて通行をする人々から施しを受け取っていた。
                                                                 西 輝喜

 

金太のつぶやき

私たちの暮らしの中で生命を吹き込まれ育まれてきた熊本の伝統工芸品。その伝統工芸品は、時代を超えて芸術性を増し、国境を越えて人々の心に優しさと安らぎを与えています。また、日本の四季が、「創造」と「感性」の豊かさを育み熊本の工芸品に彩りを持たせてきました。海路交通が盛んな時代、海の玄関口であった肥後(熊本)の川尻は、必然的に工芸が生まれる土地柄にあり、その伝統を今日まで継承している町です。川尻のまちづくりの観光スポット「くまもと工芸会館」では伝統工芸普及のために工芸逸品の展示販売と各種工芸教室を開催しています。皆様方の新鮮で創造豊かな感性を「くまもと工芸会館」でぜひ創作してください。