数多くの史跡が存在し、伝統と歴史の町として知られる熊本市川尻には、日本で4か所にしか存在しない藩政 時代の御蔵二棟が残っています。今、この御蔵の保存と活用が急務となっており、川尻文化を考える会では「御蔵、御蔵前船着き場、御船手渡し」を国指定の文 化財にする活動を行ってきました。

この活動の一環として、全国に現存する御蔵の保存、活用に長年携わってこられた関係者が一堂に会して、それぞれが抱える問題点、御蔵の文化財的価値を検証する「御蔵サミット」を平成22年5月15日・16日に開催いたしました。

盛岡市の御蔵、鳥取県湯梨浜町の藩倉、宇土市の御倉、そして川尻の御蔵の歴史を紐解き、貴重な歴史的財産を次世代に残すための意義深いサミットになりました。

そして、この程 国の文化審議会が熊本市川尻町の「御蔵2棟」「御蔵前船着場」の2ヶ所を「熊本藩川尻米蔵跡」として国の史跡指定にするよう答申いたしました。
このことは、偏に文化財保護にご理解を頂き、本会の活動にご協力を頂いた各位のお陰と関係者一同心から感謝申し上げます。

川尻文化を考える会 会長 西 輝喜

【御蔵サミット実行委員会代表役員】

西輝喜、大川正敏、福山龍太郎、山西大介、重田健蔵、渋谷博司、西橋勇

添島廣陸、吉田武、荒金錬一、宅野雄二朗

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金太のつぶやき

私たちの暮らしの中で生命を吹き込まれ育まれてきた熊本の伝統工芸品。その伝統工芸品は、時代を超えて芸術性を増し、国境を越えて人々の心に優しさと安らぎを与えています。また、日本の四季が、「創造」と「感性」の豊かさを育み熊本の工芸品に彩りを持たせてきました。海路交通が盛んな時代、海の玄関口であった肥後(熊本)の川尻は、必然的に工芸が生まれる土地柄にあり、その伝統を今日まで継承している町です。川尻のまちづくりの観光スポット「くまもと工芸会館」では伝統工芸普及のために工芸逸品の展示販売と各種工芸教室を開催しています。皆様方の新鮮で創造豊かな感性を「くまもと工芸会館」でぜひ創作してください。